〜 なぜ“介護タクシーだけ”が高いと言われるのか 〜
近年、介護タクシーに対して「高い」「ぼったくりだ」という誤解が広がっています。しかし、その多くは“サービスの中身”が知られていないことに原因があります。まずお伝えしたいのは介護タクシーは、一般タクシーとは全く別のサービスです。
■ 1. 一般タクシーより安くはありません。しかし「高い」のではありません。
一般のタクシーも決して安くありません。しかし、介護タクシーにはさらに
玄関前での乗降介助
ベッドから車椅子までの移乗
医療機関内のサポート
車椅子固定装置やスロープ等の特別装備
資格を持ったスタッフの人件費
といった、移動以外の“介助”が必ず伴っています。私たちが提供しているのは、移動サービスではなく、安全を保障する介助サービスです。
■ 2. 介護保険サービスの実費より、むしろ安いことをご存じですか?
訪問介護60分の実費は約6,000円。利用者負担が1割〜3割なので安く見えますが、本来の価格は高額です。
介護タクシーは自費のため、値段がそのまま見えます。その“見え方の違い”だけで、高く感じてしまう方が多いのです。
■ 3. 介護タクシーだけが叩かれる理由は「名前の誤解」です。
“タクシー”という言葉がついているため
一般タクシーと比べて高い
もっと安くするべき
福祉なら無料か格安であるべき
という勘違いが起きがちです。
ですが、実際には介助の専門性・安全確保・待機時間・予約管理これらを含めてようやく成り立つサービスです。
■ 4. 私たちの料金は、弱者ビジネスではありません。
高齢の方、障がいのある方、歩行が困難な方「困っている人からお金を取っている」と言われることがありますが、それは誤解です。
むしろ安全に移動していただくために必要な技術と設備へ正当に対価をいただいているというだけです。
危険を伴う移乗や階段介助には、専門の訓練と体力が必要です。そこを“タダで”とは、どうしてもいきません。
■ 最後に
介護タクシーの料金は、単なる移動費ではなく、命を守るための介助費です。
この点をご理解いただければ、「高い」ではなく
“安全のための適正な価格”だと感じていただけるはずです。
今後も地域の皆さまに安心してご利用いただけるよう、誠実なサービスを続けてまいります。